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動物生態学研究室

北海道大学大学院農学研究院基盤研究部門生物資源科学分野

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野生動物の生態や進化の仕組みを遺伝子解析を通して理解する研究室です

北海道から世界まで、自然と闘い調和しながら生きる命の在り方や多様性維持の仕組みの解明を目指しています。科学の力で得られた知識を、野生生物保全の分野で社会に還元することも大きな目標の一つです。

研究目標

野生動物は環境に大きく影響されながら生命を育んでいます。彼らの存在は我々の生活にも大きく関わっていますが、彼らの生態系や生物多様性の成り立ちについては未だ多くの謎が隠されています。本研究室では、自然界でこれら野生生物がどのように生き、どのように命を繋いできたのか、また人間活動とどう関わっているのか、生態・進化・遺伝・保全の観点から探ることを目標としています。

教授は無類のサケ科魚類好きですが、研究室メンバーが選ぶテーマは魚類はもちろん、哺乳類、鳥類から無脊椎生物に至るまで様々です。北大のオープンな環境で自由な発想と国際的な視点、周りの大自然を活かした研究を展開していきます。

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研究・教育活動

  • 論文リスト
  • 生物生態・体系学総論II(集中講義)
    生物生態・体系学総論II (荒木担当分) TBA
  • 生態進化学特論(in English)
    生態進化学特論(in English)
  • さけ学入門(全学、後期1コマ)
    サケ学入門(荒木担当分) 参考資料 サケ学入門(PDF、約4MB)
  • 一般教育演習「生物資源のかしこい利用」(全学、後期1コマ)
    一般教育演習「生物資源のかしこい利用」(全学、後期1コマ)
  • Frontiers in Ecology and Evolution
    Frontiers in Ecology and Evolution (HUSTEP students, English only)
  • 動物生態学概論
    動物生態学概論 (2-4年、前期火曜2限)
  • 基礎遺伝学 (2-4年、第1学期)
    基礎遺伝学(荒木担当分) 講義参考資料(各パート約1MB): パート1 遺伝子の概念と突然変異、遺伝子頻度とハーディ・ワインベルグ平衡 パート2 近親交配と選択的交配、移住と集団構造 パート3 自然選択、中立進化
  • 生物資源科学実験I (2年)
    生物資源科学実験I (2年)
  • 生物資源科学実験II(3年)
    生物資源科学実験II(3年)
  • 応用動物学 (3年、後期水曜2限)
    応用動物学 (3年、後期水曜2限)
  • 進化学 I (学外・集中講義)
    進化学I (荒木担当分) 講義資料(各3MB前後あります): パート1 パート2
  • 一般公開シンポジウム:「野生生物モニタリングの現在・未来 ~研究者たちの挑戦」
    日時:2022/11/20(日)、14:00-16:25 場所:札幌エルプラザ・環境研修室およびZoomオンライン(参加無料・要事前登録) 詳細はシンポジウムウェブサイトまで。
  • Frontier Science in Ecology, Genetics & Genomics
    第九回 FSEGGセミナー(2022)   June 24th (Fri), 13:00-14:00, room N11, Faculty of Agriculture, Hokkaido University “Ecology of chum salmon juvenile during their early marine life inferred from environmental DNA” speaker: Yuki MINEGISHI, Ph.D. (Associate Professor, Atmosphere and Ocean Research Institute, The University of Tokyo) The studies on chum salmon in Japan has been conducted mainly in Hokkaido. In contrast, not much attention has been paid to the chum salmon population in the northeast area of the Honshu Island, including the Sanriku-ria Coast, Iwate Prefecture. However, the environment in this area is clearly different from that of Hokkaido, such as high water temperature in the coastal areas and rivers and the steep topography consisting of many semi-closed small bays, which should result in the local characteristics of ecological and behavioral traits. To understand the local ecological characteristics of chum salmon in the Sanriku area, we have been performing various studies on this species in Otsuchi Town, Iwate Prefecture. In this seminar, the ecology of juvenile chum salmon inferred from environmental DNA will be presented. 我が国のサケ・マス研究は北海道に集中している。一方、本州・東北地方のサケ個体群については、この地域が分布の南限付近であることに加え、リアス海岸地形や冬期に高い河川・沿岸水温など、北海道とは明瞭に異なる環境条件を有することから、回帰から遡上、産卵および初期生活史など、サケの行動・生態に独自の地域性があることが想定される。そこで、本州の東北太平洋岸のサケの地域的生態特性を明らかにすることを目的として、岩手県大槌町を中心に三陸のサケに関する様々な研究を進めている。本セミナでは、特に環境DNAを用いた研究から明らかになった三陸のサケ稚魚の生態について紹介する。 *2019-2021は日本進化学会、サケ学研究会、環境DNA学会年大会を研究室主催したためFSEGGセミナーはお休みしました。
  • Animal Ecology Seminar
    Animal Ecology Seminar Past Events 2014.2.19. “The two current topics of study for invasive alien species: chemical control of the naturalized European bumblebee Bombus terrestris, and trace of pandemic process of the chytrid fungus Chytridiomycosis dendrobatidis“ Koichi Goka, Ph.D. (National Institute for Environmental Studies (NIES)) 2014.5.28. “Transition of genetic diversity and color marks of the amago salmon Oncorhynchus masou ishikawae by transplantation” Hiroki Mizumoto (Mie University) 2015.6.9. 1. “Introduction to behavioral ecological study on Itou (Parahucho perryi) in Bekanbeushi River, Eastern Hokkaido” Kentaro Honda, Ph.D. (Hokkaido National Fisheries Research Institute) 2. “Brook Trout Life History Variability and the Impact of Non-native Salmonids” Jill Leonard, Ph.D. (Northern Michigan University) 2017.1.18. ”Ecology of cats” Akihiro Yamane, Ph.D. (Seinan Gakuin Univ.) 2018.10.24. “Physical Environments Alter Collective Behavior” Dalia Shelton, Ph.D. (Oregon State University) 2019-2021:日本進化学会、サケ学研究会、環境DNA学会を研究室主催したため本セミナーはお休みしました。
  • 日本進化学会・札幌大会(2019)主催
    日本進化学会・札幌大会(2019)主催(開催風景はこちら)
  • 環境DNA学会・第四回大会(2021)主催
    環境DNA学会・第四回大会(2021)主催(開催風景はこちら)
  • サケ学研究会・第14回大会
    サケ学研究会・第14回大会(2021, ハイブリッド。開催風景はこちら)
  • 生態進化学
    生態進化学 -生態系プロセスと進化プロセスの関わりを解明します
  • 集団遺伝学
    集団遺伝学 -野外集団の種内遺伝子多型を解析し、野生生物の生き様を解明します
  • 分子生態学
    分子生態学 -分子レベルでの遺伝や進化から、生態学のメカニズムを解明します
  • 保全遺伝学
    保全遺伝学 -生態進化学と集団遺伝学の知見をもとに、野生生物の保全を考えます
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